35からはじめる子育て生活

新米パパが出産育児について更新中!「初めて子供を授かった時に不安だった自分が、あの時に読みたかったブログ」をコンセプトに、役に立つ情報やリアルなお金事情をお伝えします。

【保活シリーズ1回目】保活について調べる

今週で保活がやっとひと段落つきました。
そこで、このシリーズでは我が家が経験した保活についての出来事を綴ります。
これから保活をする方の参考になる様に、追体験できる様な内容として行きます。
良かった事、失敗だった事もシェアしますので、シリーズが終わる頃には、保活のイメージを持って頂けると思いますので、是非お付き合いください。
第1回目の今回は「保活について調べる」をテーマにお伝えします。

■知識ほぼなしからのスタート

妊娠18週の頃(昨年1月)重い腰を上げました。
出産の事、育児の事、仕事の事で頭がいっぱいの中、我が家は保育園についても動き出す必要があったのです。
と言いますのも、妻は自分でデザインの会社をやっており、ゆっくり育休を取れない状況だったのです。
(長時間お休みするとクライアントが離れてしまいます・・・)
妻は出産と仕事復帰の事でいっぱいいっぱいなので、自然な流れで保育園の事は私が中心となり調べる事になりました。


●「保育園落ちた日本死ね

一時期話題になった言葉ですが、私の保活のイメージは、この言葉が表す様に「狭き門で大変そう」、「認可が良いって皆言っているよね」程度のホワっとしたものでした。
知識が無さ過ぎるので、まずは保育園関係の書籍やサイトで認可、認証、認可外のポイントを勉強しました。
その内容はあまりに基本的な事なので説明を割愛しますが、やはり設備面などを考えると「認可」を目指す事になりそうという結論でした。

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(漠然とした保育園のイメージ)

江東区の保育園事情

保育園の状況はかなり地域差があり、同じ東京23区でも状況は違う様でした。
私の住んでいる江東区はどうかと言うと、残念ながら大変な部類の自治体の様でした。
湾岸の南エリアはタワーマンションが立ち並び人口増加が著しく何となく予想通り、私が住んでいる北側も意外と厳しい様で、もうこの時点で気分が重くなります。
しかし沈んでいても仕方がないので、まずは役所の保育課を訪れる事にしました。
Webでも情報収集は可能でしたが、キックオフをするきっかけが欲しかったのです。

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(にょきにょきタワマンが建つ豊洲、人口が増えすぎ)

■保育課での情報収集

さっそく役所のHPから連絡先を調べ電話をしました。
その日は別件で会社を休んでいたのでその日に行きたかったのです。
電話をした所、特に予約は不要との事だったので、その足で役所を訪れる事にしました。
初めて訪れる役所で迷いながらも窓口に辿り着き、開口一番「保育園に入る手続きを一から教えてください」と伝えました。
きっと先方は「面倒そうな住民」と思った事でしょう(笑)
 
江東区保育園等入園のしおり

窓口では保育ナビゲータという方が冊子を元に説明してくれました。
入園のイロハが詰まっている内容で、端から端まで説明して頂き、約1時間で大枠の制度の理解ができました。
耳にした事があった点数の話など、選考のルールを知れ「皆が言っていたのはこの事か」とやっとスタートラインに立てた気持ちになります。
ナビゲーターの方はとても親切で、疑問点もその場で潰す事が出来たのでとても有意義な時間となりました。

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(入園のしおりは江東区のHPからDLできます)

■厳しい現実

●我が家の点数
制度を理解した所で「あれ?これ厳しくない??」という現実が見えてきます。
我が家はフルタイムの夫婦なので「24点」、兄弟や障害の有無などの加点要素はなく、何の武器も持っていない状態となります。
点数が同じ場合は別途設定されている優先順位で決まるのですが江東区の場合、下記の順となり我が家は④での戦いとなります。

①保護者が江東区
②ひとり親または父母不在世帯
③単身赴任世帯
④所得が低い順
・・・以下続く

そして、我が家は正直そこそこの世帯所得があり、④の条件で戦うのは厳しい印象を持ちました。
根拠として、入園のしおりに0歳児における保護者の保育料の平均負担額は約3万3千円と記載があり、逆算すると市区町村民税所得割額が16.9万円で我が家が納めている税金よりだいぶ安かったのです(中央値ではなく平均ですが)

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  (引用:江東区保育園等入園のしおり)

認可保育園は納めてる税額により保育料が高くなるのですが、それに加えて入園のハードルまで上がるのは「おかしい!!」と思うのですが、それが現行の制度です。
税金は富の再分配という性質があるので保育料が上がるのはまだ理解できますが、頑張って働いて稼いで税金を沢山納めているのに、その仕事を継続する機会まで狭まるなんて残酷な仕打ちです。しかも自営業だと本当にクリティカルな問題になります。
(自営業は節税対策をしないと本当にバカを見ますね…)

愚痴が止まらなくなるので話を戻しますが、今の我が家の状況で認可保育園への途中入園が可能なのかを調べる事にします。

●はい、認可は絶望的

途中入園は毎月初旬に空き情報が公開されるのですが募集を見て目を疑いました。
私の住んでいるエリア全体でも0歳児は2~3人の空きしかなかったのです。
この時点で、何の武器も持たない我が家では勝負の土台にも立てない事を悟りました。
基本的には引っ越しなどの理由でしか空きは生じないので驚く程狭き門なのです。
正直、もう投げ出したくなる心境でした。

●作戦が決まる

しかし、そうも言っていられませんので、調べを進めます。
途中入園の事は一旦置き、4月の一斉入園の点数も確認します。
すると過去は大体が「24点+優先順位」の戦いである事が分かりました。
そして、我が家が唯一加点を得られそうな要素として「認可外に預けている場合の加点+2」という項目があります。

この状況から取るべき策が決まりました。
来年の3月までは認可外に預け、4月から加点を武器に認可に切替える。
これが我が家が認可保育園に預ける現実的な方法になりそうでした。

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(引用:令和3年度4月保育園入所指数ボーダー表PDF)

www.city.koto.lg.jp

(↑のリンクの情報はとても重要です)


■ふりかえり

スタートラインに立とうとしたものの「そこに立っても意味ないよ!」と言われたのが今回のお話でした。正直、認可保育園の途中入園がここまでハードルが高いとは思っておらず、冒頭から挫けそうな展開です。
失敗という程ではありませんが、もっと早く制度を理解しておけば良かったです。
妊娠が分かったらすぐにお住いの自治体の情報を収集しても損はないと思います。

 

次回は「認可外保育園を探す」になります。